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脚本 第22話「さよなら!!」
このコーナーではスチュワーデス物語の名場面を脚本形式で再現します.

懐かしい再会

13
フィウミチーノ空港
字幕・ローマ フィウミチーノ空港
ロビーアナウンス
「…JAL The Tokyo,Anchorage.Copenhagen…」
14
同・ロビー
村沢たち北回りローマ行のクルーが歩いていく
ロビーアナウンス
「Attention please. Japan Air Lines from Tokyo, Anchorage ,Copenhagen, now arriving at gate 89」
石田信子
「教官」
落合克美
「教官」
中島友子
「教官」
なつかしい声に足を止める村沢教官、松本千秋、木下さやか、池田兼子
中島友子
「千秋」
落合克美
「千秋」
村沢たちのところに駆け寄ってくる石田信子、中島友子、落合克美
??
「教官」
木下さやか
「信子」
石田信子
「さやかさん」
落合克美
「教官」
石田信子
「教官。ローマでお会いできるなんて嬉しい!」
うれしそうにうなずく村沢
中島友子
「さやかさん」
石田信子
「元気だった?」
抱き合う478期訓練生
木下さやか
「あんたたち、どこからローマへ?」
中島友子
「成田発南廻りで、バンコク、クウェート、カイロと飛んでこの空港に着いたの」
池田兼子
「こっちは北廻りで、成田からアンカレッジ、コペンハーゲンと飛んでたった今ローマに着いたところや」
木下さやか
「南廻りと北廻り。6人がぐるりと地球をまわってローマでばったり会うなんて、あたしたちやっぱり固く結ばれた友達なんだ」
とそれぞれの肩をたたく
握手をする478期訓練生
池田兼子
「そうやん、そうやん。今夜は早速ローマのレストランでパーティーをやってあたしらの友情を確かめ合おうやないの」
と肩を組み円陣をつくる訓練生たち
15
ローマの名所が映る
字幕・ローマ
スペイン広場が映る
トレビの泉が映る
16
ローマ・コロッセオ前
コロッセオ前を走るクルーバス
17
ローマ・ヴェネツィア広場
ヴェネツィア広場近くを走るクルーバス
18
ホテル・ジェノヴァ・ローマ
ホテルに到着するクルーバス
字幕・Hotel Genova-Roma
クルー1
「(OFF)さあ、ホテルジャノヴァに着いたわ。お疲れさま」
クルー2
「(OFF)お疲れさま」
クルー3
「(OFF)お疲れさまでした」
バスから降りるクルー
クルー1
「(OFF)あーあ、満席のお客さまで忙しかったぁ。早速シャワーで汗流して一眠りしなくちゃ」
中島友子
「(OFF)わー。ここがあたしたちが泊まるホテル?」
石田信子
「(OFF)ホテルジェノバだってね」
木下さやか
「(OFF)素敵なホテル」
池田兼子
「(OFF)外国のホテルってやっぱりムードがあるなぁ」
石田信子
「(OFF)ちゃんとマナー守らなくっちゃね!」
19
ホテル・ジェノヴァ・バー
ウェイターが持ってきたカクテルを手にする478期訓練生
ウェイター
「Signorine prenderete le cocktail」
立ち去るウェイター
村沢教官
「このカクテルは俺のおごりだ。みんなありがたく、おしいただいて飲め」
とグラスを高く上げる
478期訓練生
「いただきます」
木下さやか
「でも教官、どうしてこんなにおいしいカクテル、ホテルのバーでごちそうして下さるんですか?」
村沢教官
「木下、池田、松本、お前たち3人が成田からローマまでの機上訓練、本当にめいっぱい頑張ったからだ。そりゃ先輩スチュワーデスに比べたら仕事はのろいし、雑だし間違いだらけだ。しかし全然手を抜かないで満員のお客さまを相手に明るくとことんやり抜いた。あの仕事っぷりなら専任パーサや先輩スチュワーデスも文句は言わない。3人ともきっと機上訓練に合格する。カクテルはその褒美だ」
木下さやか
「なんとか最後まで頑張れたのはみんな教官のおかげです。教官がそばにいて下さると、訓練センターにいたときと同じ、とってもリラックスしてぐんぐん仕事ができたんです」
池田兼子
「その通りです。かっかとエキサイトしたり、自信をなくしてくじけることもない。ちょっとくらいお客さんや先輩スチュワーデスに叱られてもにっこり受け答えができました。なぁ千秋。」
うなずく千秋
村沢教官
「石田、落合、中島、お前たち3人の機上訓練を引き受けてくださった南廻り461便のパーサ、先輩スチュワーデスに聞いたら、3人ともまあまあ合格の成績らしい。よくやったな。そのカクテルで祝杯をあげろ!」
石田信子
「はい」
中島友子
「はい」
落合克美
「はい」
乾杯する信子、友子、克美
バーに現れる新藤真理子
新藤真理子
「浩。明日あたしたちはイタリアのアッシジで結婚式を挙げるわ。必ず来て」
そっぽを向く村沢
さらに近寄ってくる真理子
新藤真理子
「もし来なかったら、あたし死んでやるから。分かった?浩」
そっぽを向く村沢
新藤真理子
「浩!(村沢に両手を突き出す)スキー事故でこの両手をもぎ取った上に、あたしに自殺までさせる?あなたはそんな冷たい男じゃないわ。そうでしょ?」
ようやく真理子の顔を見る村沢
千秋の方に振り返る真理子
新藤真理子
「松本さん。あたしと浩、明日アッシジで結婚式を挙げるの」
と千秋に近づいていく
新藤真理子
「あなた悔しいでしょう?泣きたいんじゃないの?」
松本千秋
「いいえ、泣くなんてそんな。私、村沢教官のことはとっくに諦めました」
村沢をちらりと見る真理子
新藤真理子
「とぼけないで。やせ我慢はよしたら?」
松本千秋
「いいえ、本当です。本当に諦めました。私、スチュワーデスになって一人で生きていきます」
新藤真理子
「そう。だったらあたしと浩に、結婚おめでとう。って言ったらどう?言いなさいよ。にこにこ笑って」
持っていたグラスを置く千秋
松本千秋
「真理子さん。村沢教官。ご結婚おめでとうございます。松本千秋、心からお祝い申し上げます。おめでとうございます。」
と精一杯笑みを浮かべる
新藤真理子
「ありがとう。お祝いの言葉」
村沢の所へ歩きながら
新藤真理子
「じゃ。浩、明日アッシジで会いましょ。必ず来ることね」
立ち去る真理子

協力:H.Y.さん
(2005/12/28改)
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